「Google Analytics」や「Google Search Console」に関する設定が行える項目で、各サービスの利用開始時に割り振られる識別子(ID)を、テーマ管理画面の入力ボックスにそれぞれコピペするだけで、簡単に設定がサイトに反映されるという親切設計になっています。
ところが、この「アクセス解析(Analyticsなど)」の項目をカスタマイズしている時に、ちょっとした壁に突き当たりまして。それを題材にしようと今この記事を書いているところです。
これが”アクセス解析(Analyticsなど)”のカスタマイズ管理画面。本来ならば、直接テンプレートファイルにコードを書き込まなければならないところ。
突き当たった壁とは?
問題はこの「Google Search ConsoleのID」の部分です。ここにSearch ConsoleのIDをコピペすれば、このテーマで出力されたブログサイトに反映されて、Search Consoleを利用できるという事みたいですが…。
一体Search ConsoleのIDって何だ?Google AnalyticsのトラッキングIDなら分かる。「あそこに書いてあったな。」というイメージまで湧いてくるくらいだ。しかし、Search ConsoleのIDだと?
えーと、まずは
ウェブマスターツールにログインし「サイトの追加」ボタンを押してください。
ログインして…
サイトの…
追加ボタンが…
ない!
ないじゃん!え?出来ないの?ボクでは無理なの?
てかそもそもSearch Consoleであって、もうウェブマスターツールではなくなってるしなぁ。プロパティの追加っていうのはあるけど、これは新しいサイトを登録するみたいだし。ボクはこのブログのIDとやらを知りたいんだよ。
…ググってみよう。
「Search Console ID」で検索すると、やたらと検索結果のページタイトルに「サイトの所有権を確認する」という言葉が出る。あとは登録だの使い方だのといったページが引っかかったみたい。「ID」と表示されているページは少なくとも検索結果の1ページ目には見あたらない。
…調べてみると、Search Consoleを利用するには「サイトの所有権を確認」しなければならないらしい。
で「サイトの所有権を確認」する方法は5つあって、「Simplicity2」上のカスタマイズを行ってSearch Consoleの利用を開始・継続するには、その5つの方法のうちの一つ「HTML タグ」を選択した時に表示されるmetaタグと呼ばれるコードの一部分の「文字列」が必要みたい。
※書くのも読むのも、もっとめんどくさくなるから要素だの属性だの値だのという言葉は使っていません。
どうやらこの「文字列」を「ID」と表現したんだね。識別子の類であることは間違いないけど、googleさんがそうは呼んでないから、またややこしい。
じゃあ、早速サイトの所有権を確認してみよう。やったね。これで問題解決待ったなしだ。えー、まずは
Search Console のホームページで、該当の既存のプロパティの横にある [プロパティの管理] > [このプロパティを確認] をクリックします。
Google Search Console ヘルプ[1. Search Console にサイトを登録する]より引用
ホーム画面の…
「プロパティの管理」ボタンから…
「このプロパティを確認」が…
ない!
なんなんだ!ちくしょう。何でオレはいつもこう…。いや待て、一旦落ち着こう。落ち込んでる場合じゃないぞ。
こんなハズじゃなかった。まるで人生を問い直すかのように、この問題に向き合ってみる。
そもそもだ。Simplicity2のこのカスタマイズは、「サイトの所有権を確認」するためのものだよね。それを行うのは、Search Consoleを利用するため。
現状、Search Consoleは利用できている。という事は「サイトの所有権を確認」は出来ている。(何年か前にウェブマスターツールに登録した。)
じゃあこのままでいいのか。…本当に?なにか違う気がするんだけど…。
うーんダメだ。”そもそもSearch Consoleとは何なのか” “どのような仕組みで提供されているサービスなのか” ボクはそれを抽象的にすら理解していない…。
ちょっと調べた感じでは、どこもぼんやりした事しか書いてないしな。登録の手続きの「手順」とか。
1.○○をクリック
2.△△を選択
3.??をクリック
4.○△をコピーする。
みたいなやつ。どうしてそこをクリックするのか。どういった意図があってそこを選択するのか。が、分からず手順だけ覚えたのでは、手っ取り早く結果を得るには最適なんだけど、条件が違う時にまるで応用が効かないからね。まさしく今回のようなケース。
仕方ない。どれだけ役に立つか疑問だけど、後でがっつり調べてみよう。その前に、まずはこの問題を解決しなきゃな。
※がっつり調べてみた。
…その後、3時間あまりに渡って右往左往した結果、なんやかんやあってようやく解決しました。以下、その解決方法を公開します。あぁ疲れた。
Search Consoleのサイトの所有権を「再」確認する方法はこうだ!
まずは任意のプロパティのダッシュボードにアクセスしましょう。
右上の「ツールボタン」から「ユーザーとプロパティ所有者」を選んでクリックして下さい。
次に「プロパティ所有者の管理」をクリック。
ここは「別の方法で確認する。」をクリック。
すると確認方法を選択する画面になるので、「確認方法」タブの「HTMLタグ」のラジオボタンをクリックするとhtmlタグが表示されます。このコードの の部分が「ID」となるので、ここをコピー。
あとは、Simplicity2のカスタマイズ画面の例の入力ボックスにペーストすれば終了です。皆さまお疲れさまでした。
最後に。
Search Consoleにプロパティが存在して、サービスを利用できているのであれば、もうすでにサイトの所有権は確認できている状態です。
それでもコレを機会にきっちりと手を打っておきたいと考えたばっかりに、とんでもない目にあってしまいましたが、Search Consoleへの理解は深まったということで良しとしましょう。
※ただし確認を行った時に選択した方法次第では、wordpressのテーマ変更を境にgoogleさんに確認の無効と判定されてしまう可能性があります。
定期的にチェックに巡回をしていますので、その時に無効の判定をくだされると、一定期間を置いて後にプロパティへのアクセスが不可能になるようです。
念のために、テーマ変更に合わせて再確認し直す方がいいかもしれませんね。
コメント
全く同じ問題を抱えてこのページ辿り着きました。
おかげさまでスムーズにID確認まで行けました。
有用な情報ありがとうございます。