余計なところに生えていたミシマサイコを移植したその後。

これは、今年の7月頃のお話なのですが、ミシマサイコを栽培する上で余りやらないほうがいい事をやってしまいました。発芽後のミシマサイコの植え替えです。


経緯を簡単に説明しますと、6月に色んな所に種を蒔いたミシマサイコが、後であちこちで発芽しているのを見つけて、こんな場所では大きくならないから勿体無いので、ダメ元で圃場に移植しようという事です。


やらない方がいいというのは、何故かというと、ミシマサイコは発芽すると根を地中に真っ直ぐ伸ばし、その長さはすぐに5cmほどに達します。


発芽して数日でそうなりますから、非常に植え替えがしにくいのです。ミシマサイコは根を収穫する作物ですから、その根をぞんざいには扱っては、栽培する意味がありませんからね。


だからダメ元なんですねぇ。

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あちこちからかき集めたミシマサイコの苗です。結構な量になりました。



以前、独自に策定した成長段階で言うとlevel.1の大きさですね。

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栽培途中のミシマサイコの根っこが大漁です。貴重な画像ですね。この段階でこんな馬鹿をするのはあまりいないでしょうから、中々お目にかかれませんよww


早速水から取り出して、移植を行いました。

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移植直後。level.1ですから、長い根のわりに地上部は、こんなもんです。見栄え上の問題から5~10株づつまとめて植える事になりました。


収穫の時にどうなるのでしょうかね?

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移植からふた月。移植先に上手く根付いて、成長してくれるのか非常に不安でしたが、何とかlevel.2の大きさにはなりました。

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更にそこから約3週間後の現在。中心に茎も出てきてlevel.3に達しました。収穫まで、あと2ヶ月程ですが、どこまで大きくなってくれるでしょうか。


ミシマサイコは根を収穫する作物ですから、移植が上手く行ったかどうかは、掘り起こしてみるまで何とも言えませんが、現在までの途中経過ということで報告させていただきました。