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丸に大の字桔梗

丸に大の字桔梗

丸に大の字桔梗紋は桔梗紋の一種で、キキョウ科の多年性植物であるキキョウをモチーフとして図案化した植物紋です。

万葉集にも登場する秋の七草の一つに数えられ、また、多年生の植物である事から、根は肥大化し、桔梗根なる生薬として、かねてより利用されてきたようです。

桔梗紋は、武家の使用が中心で、特に、摂津源氏の支流である、美濃源氏の嫡流・土岐氏とその一族が用いた事が有名です。

土岐氏が桔梗紋を用いるようになった由来は、土岐氏の祖とされ、鎌倉幕府の御家人でもあった土岐光衝が、さる合戦の際に、咲いていたキキョウの花を摘んで、兜の前立にさして戦ったところ、大勝利を得た事から、縁起を担いで使用するようになったと言われています。

また、吉凶の響きがキキョウに似ている事から、かつてはキキョウの花を一輪、神や仏に捧げて吉凶を占ったとされたり、キキョウの「桔」と「梗」の字のそれぞれのつくりの部分が「更に吉(さらによし)」となる語呂が縁起の良いものとされた事から、源氏を中心に桔梗紋を使用する例が広まったとされています。

そんな桔梗紋の中でも、本項の丸に大の字桔梗紋は、5つの「大」の文字を巧みに利用して、キキョウを形作ってはいますが、その図案の構成を考えると、三つ大の字紋と近い感じがするので、どちらかと言うと、字紋に分類されていても、おかしくありません。

そのため、この丸に大の字桔梗紋は、数ある桔梗紋の中でも異質なタイプですが、大の字紋などは、大きいであるとか、広いであるなどの象徴として使用され始めた家紋で、この家紋の作られた由来もその辺りが関係しているのかもしれませんね。

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